『バイナンス（Binance）』は、世界的に有名な仮想通貨取引所で、多くの仮想通貨を取り扱っています。
本記事では、バイナンスについての基本的な情報と仮想通貨の購入方法について説明していきます！
＜本記事の内容＞
- はじめに
- バイナンスとは？仮想通貨取引所の概要
- なぜバイナンスを選ぶべきか？
- バイナンスの基本機能
- スポット取引とは？基本的な取引方法
- 先物取引とマージン取引の違い
- バイナンスの登録
- 必要な本人確認（KYC）手続き
- 仮想通貨の入金と出金
- バイナンスの入金と出金
- バイナンスの取引手数料
- セキュリティとプライバシー
- バイナンスのセキュリティ対策
- 二段階認証（2FA）について
- トレードのヒントと戦略
- バイナンスでのトレード戦略の考え方
- チャート分析ツールの活用方法
- 最新のニュース
- 新たに2銘柄の取り扱いを開始
- アドバイスと注意点
- バイナンスの利点と注意すべきポイント
- 初心者が始めるためのアドバイス
- まとめ
はじめに
バイナンスとは？仮想通貨取引所の概要
バイナンスは2017年に設立された仮想通貨取引所で、180か国以上で1億8500万人を超えるユーザーにサービスを提供する世界最大の取引量を誇る暗号資産取引所です。多くの仮想通貨ペアを取り扱い、取引手数料が比較的低いことでも知られています。
海外の仮想通貨取引所ですが、公式サイトやモバイルアプリは日本語に対応しています。
なぜバイナンスを選ぶべきか
①幅広い仮想通貨の取り扱い：バイナンスは世界最大の仮想通貨取引所の一つであり、多くの仮想通貨ペアを提供しています。これにより、様々な仮想通貨を簡単に取引できる利便性があります。
＜以下人気な銘柄10選＞
- ビットコイン/BTC
- イーサリアム/ETH
- バイナンスコイン/BNB
- リップル/XRP
- ベーシックアテンショントークン/BAT
- ビットコインキャッシュ/BCH
- イーサリアムクラシック/ETC
- ライトコイン/LTC
- トロン/TRX
- ネオ/NEO
②高い流動性と取引量: バイナンスは常にトップ 10 取引所の中で最も高い取引量を示しており、競合他社を大きく上回っています。市場の流動性が高く、スムーズに取引が行える点が特徴です。特に大口取引を行う場合や、市場価格に影響を与えにくい点も利点です。流動性の点でバイナンスが圧倒的な地位を占めているのは、その大きな取引量と市場の厚みによる影響が大きいでしょう。
③セキュリティの強化: バイナンスは高度なセキュリティ対策を採用しており、ユーザーの資産を守るために多層化されたセキュリティシステムを備えています。また、ユーザー自身も二段階認証（2FA）などの追加的なセキュリティ設定を行うことができます。
④多様な取引オプション: バイナンスではスポット取引の他に、先物取引やマージン取引なども提供しています。これにより、様々な取引戦略やリスク管理のニーズに対応することができます。
⑤ユーザー中心のサービス: バイナンスは利用者のニーズに合わせたサービスの改善を継続的に行っており、使いやすい取引プラットフォームを提供しています。また、トレードのヒントや教育リソースも充実しており、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。
⑥グローバルなプレゼンスと影響力: バイナンスは世界的に認知され、仮想通貨市場における重要なプレーヤーの一つです。そのため、市場の動向や最新の情報にアクセスしやすく、トレードの意思決定に役立てることができます。
⑦手数料が安い：バイナンスは手数料が非常に低いことで知られています。入金手数料は無料となっており、例えば、現物取引の場合、取引手数料は一律で0.1％です。これは他の取引所と比べても非常に競争力があります。さらに、バイナンスが発行するバイナンスコイン（BNB）を使用することで、取引手数料の最大25％の割引を受けることができます。これにより、ユーザーは取引コストをさらに抑えることができます。
バイナンスの基本機能
スポット取引とは？基本的な取引方法
スポット取引とは、仮想通貨市場における最も一般的な取引方法であり、この取引で取得した仮想通貨は外部の暗号資産取引所やウォレットなどに出金することもできるようになっています。暗号通貨を直接購入することを指し、取引はレバレッジ(口座に預け入れた証拠金を担保に、担保にした証拠金の最大2倍の金額を取引できる取引方法)なしで即座に決済されます。
＜取引方法＞
１．注文タイプを選択します。指値注文では特定の価格を設定できますが、成行注文では現在利用可能な価格で注文が実行されます。
2．購入したい価格と数量を指定して、[BTCを購入]をクリックします。
3． 画面の右上に通知が表示されます。取引インターフェースの下部で未決済注文を追跡することもできます。
4.・BTC が設定した価格に達すると、注文が成立します。
＜BTC を USDT に売却する方法＞
1．注文タイプを選択し、売りたい数量を設定します。[BTCを売る]をクリックします。
2．成行注文を選択した場合は注文がすぐに約定されますが、指値注文の場合は時間がかかる場合があります。
先物取引とマージン取引の違い
バイナンスのレバレッジ取引の種類は、以下の2タイプです。
| 取扱銘柄数 | 最大レバレッジ | |
| マージントレード | 600種類以上 | 10倍（3倍・5倍・10倍） |
| 先物取引 | 600種類以上 | 125倍 |
マージントレードについて
マージントレードは、自分の資金を担保にして取引を行う形式ですが、第三者から資金を借りて取引をすることも含まれます。通常、取引所では「レバレッジ取引」として知られており、個人の資本を増やして大きなポジションを取るために使用されます。例えば、1倍から100倍以上のレバレッジが設定でき、取引所から追加の資金を借りて取引を行うことができます。これにより、少額の資本でも大きな取引が可能になりますが、リスクも大きくなる点に留意が必要です。
先物取引について
先物取引は、将来の特定の日付における仮想通貨の価格を予測して取引を行うものです。取引所での先物契約では、特定の価格で特定の量の仮想通貨を将来的に取引する契約を結びます。契約締結時には資金が必要ですが、実際の取引は将来の約定日に行われます。先物取引は価格の上昇や下降を見込んでリスクを取るための手段として利用され、一定のレバレッジを利用することもできます。
両者ともに市場の動向に応じてリスクを管理するためのツールであり、それぞれの特性を理解して適切に活用することが重要です。
バイナンスの登録
必要な本人確認手順(KYC)手続き
KYC手続きに必要な本人確認書類には、次のようなものがあります。
・運転免許証 / 政府発行の写真付き身分証明書
・パスポート
・社会保障番号
・クレジットカードのPANカード
・有権者IDカード
住所認証も必要です。申請者は、銀行の慣行によって異なる証明書類を提出します。例えば、公共料金の請求書、別の銀行またはクレジットカード・デビットカード発行会社の利用明細書、リース契約書などが該当します。
仮想通貨の入金と出金
バイナンスの入金と出金
バイナンスは日本円に対応していないため、日本人ユーザーがバイナンスを利用する場合は、国内取引所で仮想通貨を購入してからその仮想通貨をバイナンスへ送金する方法が一般的です。しかし、国内の仮想通貨取引所には送金・取引手数料が無料の取引所もありますので、そういった取引所を利用すればコストを最小限に抑えられます。
国内取引所での購入後に送金: 日本の取引所で日本円を使って仮想通貨を購入し、その後にバイナンスに仮想通貨を送金する方法です。この場合、国内取引所の中には送金手数料や取引手数料が無料もしくは非常に低額で提供されているところもあります。これにより、コストを最小限に抑えることができます。
| GMOコイン | 販売所手数料：無料
取引所手数料：-0.03％～0.09％ 入金手数料(日本円)：無料 出金手数料：無料または400円 入金手数料(仮想通貨)：無料 |
|---|---|
| DMM Bitcoin | 販売所手数料：無料
取引所手数料：なし 入金手数料(日本円)：無料 出金手数料：無料 入金手数料(仮想通貨)：無料 |
| BIT Point | 販売所手数料：無料
取引所手数料：無料 入金手数料(日本円)：無料 出金手数料：無料 入金手数料(仮想通貨)：無料 |
P2P取引を利用する: バイナンスではP2P取引（Peer-to-Peer）プラットフォームも提供しており、日本円をバイナンスで取引できる仮想通貨（例: USDT）で直接取引することができます。この方法は手数料が比較的低く、迅速に取引を行うことができる利点があります。
クレジットカードやデビットカードを使用する: 最近では一部の取引所でクレジットカードやデビットカードを使って仮想通貨を購入することができる場合があります。この方法は迅速で便利ですが、手数料が通常高めに設定されていることがあります。
バイナンスの取引手数料
バイナンスの入金手数料は無料ですが、出金・送金は各通貨により手数料が発生します。下記は、「BTC」の取引手数料です。
| 通貨 | 取引手数料 |
|---|---|
| BNB Smart Chain (BEP20) | 無料またはごくわずか（非常に低い） |
| Bitcoin | 0.0005 BTC |
| BNB Beacon Chain (BEP2) | 無料またはごくわずか（非常に低い） |
| BTC (SegWit) | 0.0005 BTC |
| Ethereum (ERC20) | 0.005 ETH |
各通貨の取引手数料は、取引所のポリシーやネットワークの状況に応じて変動する可能性があります。最新の手数料情報や詳細については、バイナンスの公式ウェブサイトや取引画面で確認できます。
セキュリティとプライバシー
バイナンスのセキュリティ対策
以下、バイナンスが推奨しているセキュリティ対策です。
- APIを使用してバイナンスで取引する際に、RSAキーを実装する
- IPアクセス制限の設定
- ウォレットアドレスのホワイトリスト登録 ：出金できるアドレスの事前登録
- 最小限の出金限度額設定：24時間以内の出金額に制限
- 本人認証：IDと画像、動画で本人確認
- 2段階認証：他のデバイスやメールなどを使った認証
- デバイス認証：普段使うデバイスの登録及び新規デバイスからのログイン認証
- バイナンス認証：偽サイトやメールアドレスを見分ける方法
- フィッシング対策コード：バイナンスを装ったフィッシングメールを見分けるシステム
二段階認証（2FA）について
バイナンスジャパンでは、特に送金や重要な操作に関するセキュリティを強化するため、複数の認証ステップを設定できます。例えば、送金を行う際には、次のような認証手順が必要となることがあります。
メール認証: ユーザーが登録したメールアドレスに送られてくる認証リンクをクリックすることで、操作の承認を行います。
SNS認証: バイナンスジャパンでは、ソーシャルメディアのアカウント（例: Twitter、LINEなど）と連携して、送金や重要な変更を承認するための追加の認証手段として利用できます。
Google認証: Google Authenticatorや類似のアプリを使用した二段階認証（2FA）が必要となる場合があります。これにより、セキュリティが強化され、不正アクセスからユーザーのアカウントを保護します。
このように、バイナンスジャパンでは複数の認証手段を組み合わせることで、ユーザーのセキュリティを強化しています。これにより、万が一に備えてユーザーの資産や個人情報をより安全に管理することが可能です。
トレードのヒントと戦略
バイナンスでのトレード戦略の考え方
1. 目標と戦略の設定
収益目標とリスク許容度：トレードを始める前に、目標として具体的な利益目標を設定し、同時にどれくらいの損失を受け入れることができるかを決めます。これにより、トレードの結果に対する感情的な反応を和らげることができます。
レンジトレード: 市場が水平方向に動いている場合、サポートと抵抗レベルを活用して、価格の範囲内での取引を行う戦略です。価格がサポートに近づいた際に買い、抵抗に近づいた際に売ることが一般的です。
2. リスク管理と資金管理
損失制限とポジションサイズ: どれだけの損失を許容するかを決定し、ポジションサイズをリスクに応じて調整します。一般的に、個々のトレードでのリスクを1〜3％に制限することが推奨されます。
分散投資: 資本を複数のトレードに分散し、リスクを均等に分散することで、全体のリスクを減少させることができます。
損失の追跡: トレード後、なぜ損失が発生したのかを明確に特定します。価格の動きが予想とは逆になったか、間違った時期にエントリーまたはイグレスしたか、あるいはマーケットの条件が変化したかなど、さまざまな要因が考えることが重要です。
チャート分析ツールの活用方法
バイナンスのチャート分析ツールは、トレーダーが市場動向を理解し、トレードの意思決定を支援するために非常に重要です。以下に、バイナンスのチャート分析ツールの活用方法を具体的に説明します。
バイナンスのチャート分析ツールの活用方法
- 取引ペアの選択:バイナンスの取引画面で、トレードしたい仮想通貨ペア（例: BTC/USDT）を選択します。
- 時間枠の選択:チャートの右上にある時間枠を選択します。一般的な時間枠には、1分、5分、15分、30分、1時間、4時間、1日、1週間、1ヶ月などがあります。取引の目的やスタイルに応じて適切な時間枠を選びます。
- テクニカルインジケーターの追加:チャート上部の「インジケーター」アイコンをクリックし、使用したいテクニカルインジケーター（例: MACD、RSI、移動平均線など）を選択します。インジケーターを追加することで、市場のトレンドやモメンタムを評価します。
- チャートパターンの確認:チャート上で形成されるパターン（例: ヘッドアンドショルダー、ダブルトップなど）を観察します。これらのパターンは市場の反転または継続を示唆することがあります。
- ボリュームの確認:チャート下部に表示されるボリュームインジケーターを使用して、取引量（ボリューム）の変化を観察します。高いボリュームが価格変動と関連している場合、市場の強弱を判断する手助けになります。
- フィボナッチリトレースメントの使用:フィボナッチツールを選択し、過去の価格の高値から安値（またはその逆）までの範囲を選択します。バイナンスのチャート上で自動的にフィボナッチリトレースメントレベルが表示され、次の価格のサポートやレジスタンスレベルを予測するのに役立ちます。
- トレード計画の立案:チャート分析を基に、エントリーポイント、利益確定の目標、損失制限の設定など、明確なトレード計画を立てます。リスク管理を念頭に置いて、トレードの実行を行います。
これらの手順を実行することで、バイナンスのチャート分析ツールを効果的に活用し、市場動向をより精確に把握することができます。
最新のニュース
2024年5月21日より暗号資産現物取引において新たに2銘柄の取り扱いを開始
取扱い開始日：2024年5月22日17:00
新規取り扱い銘柄（通貨名およびティッカーシンボル）
まとめと注意点
バイナンスの利点と注意すべきポイント
＜バイナンスの利点＞
◎多様な取引オプション
スポット取引、マージン取引、先物取引など幅広い取引オプションを提供しており、トレーダーのニーズに応じた取引が可能です。
◎高い流動性
多くの取引ペアと大規模な取引量があるため、市場でのトレードが容易です。約定率が高く、スリッページが少ないのが特徴です。
◎セキュリティ対策の強化
高度なセキュリティ技術を用いてユーザーの資産を保護しており、信頼性が高い取引所として知られています。
◎世界的な展開とサポート
グローバルな市場に対応し、多言語サポートや24時間体制のカスタマーサポートを提供しています。
◎イノベーションと教育リソース
新しい取引機能の導入や教育リソースの提供に力を入れており、トレーダーがスキルを向上させるためのサポートをしています。
注意すべきポイント
リスク管理の重要性
仮想通貨取引は価格の急激な変動があり、リスクが高いことを理解しましょう。資金管理や損失制限の設定が必須。
詐欺やセキュリティリスク
バイナンスはセキュリティ対策が強化されていますが、個人のセキュリティ対策も重要です。二段階認証やセキュアなパスワードの使用を推奨します。
規制と法的要件
地域によって取引に関する規制や税金の扱いが異なるため、自国の法律を遵守することが重要です。特にKYC（顧客登録）やAML（マネーロンダリング防止）の規定を遵守しましょう。
情報収集と教育
マーケットの動向や新機能の理解、投資に関する知識を深めるために情報収集を継続し、教育リソースを活用しましょう。
初心者が始めるためのアドバイス
以下、初心者がバイナンスを始める際のアドバイスをまとめました。
・仮想通貨と取引の基本を理解しましょう。市場の動向やリスクについての知識を身につけることが大切です。
・リスク管理の観点から、初めは少額での取引から始めることをおすすめします。実際の取引環境で経験を積みながら、自身の取引スタイルを見つけていきましょう。
・エントリーポイント、利益確定、損失制限などのトレード計画を立て、感情に左右されずに取引を行うよう心がけましょう。
・各取引の結果を分析し、失敗や成功から学ぶことを重視しましょう。損失の追跡やトレードジャーナルの作成が役立ちます。
まとめ
いかがでしたか？本記事ではバイナンスについての詳細を解説しました。
バイナンスでの取引を始める際は、これらのポイントを頭に入れて行動することで、安全かつ効果的な取引が可能となることまちがいなしです。
ぜひ本記事を参考にし、仮想通貨購入への第一歩を歩みましょう！！
